ふたり大阪 松浦亜弥 あたしの言葉を播州弁やいうて あなたはよく真似をしてからかった 他愛ないけどとにかくぬくかった そんなことに今頃気づいてん あなたを振っといて いったいどないやねんて 流行りの男に流されて ほんまに阿呆な女 飾らへんカッコもきどらへん笑顔も あなたがあたしの大阪やった あなたが育った街であなたと過ごした日々 あなたやないとあかんねん やっぱりふたり大阪 新しいひとはほんまスマートなひとやで あたしの言葉をからかったりせん 引っ越し祝いにタコ焼きも贈らん せやからあたしも阿呆できへんねん あたしから振っといて なんで泣いてんねんて あの頃よりも好きやねん ほんま難儀な女 汗ばんだ手のひらもソース味のキスも あなたがあたしの大阪やった あなたを好きになって 好きになったこの街が あたしのどっかに染み付いて じんわりふたり大阪 忘れたくてどこ行ってもあかん 堀江にいても船場に出てもホロホロ ふたりの想い出切なくこぼれてく 飾らへんカッコもきどらへん笑顔も あなたがあたしの大阪やった あなたが育った街であなたと過ごした日々 あなたやないとあかんねん やっぱりふたり大阪