夏よ 浮気な夏よ お前だけは知っているだろう 潮風がまき散らす 恋のいたずら おさげの少女に口づけをして 男は砂滨を駆けていったよ ウ···············夏よ 夏よ つれない夏よ お前だけは知っているだろう 星かげを照りかえす 岩かげのこと 瞳のきれいな 若者だから たわむれの恋にさえいつしかおぼれる 夏よ