祝福を享けた子どもが、 いま飛び立つ ここにいるよ 大切にしたい日々に 予防線をはりめぐらせて 胸に抱いた本当の想いを とじこめてた このおとぎ話の主人公のように カッコよく終わるは限らない それでも道は続く、 君が生きる限り 動き始めた心は まだ想いをこぼさないように その手をずっと離さないまま 時が過ぎて君がぜんぶ忘れても 記憶の空をこえた先で 待っているから歩き続けて 退屈になった日々に 非常線をはりめぐらせて 自分だけの特別なものを さがしてた このおとぎ話の主人公のような きれいな終わりを迎えなくても さよならはやがて来る それだけは真実 しずくが落ちて 波紋がそっとひろがって 響いてみせた世界はきっと 哀しいほどに美しすぎて でもどこかやさしくて君を護るよ まだ君は気づいていない 夜明けの世界 僕は見たんだ 朝旅立つ誰かのうしろ姿を その行く先はわからないけど 祝福を享けた子どもが、いま飛び立つ ここにいるから ずっと、ずっと 待っているから生き続けて