「さよなら」と、汽車が出るよ 友と暮らした懐かしい春が 汽車に乗って遠ざかる 風に運ばれた煙の言葉 「さよなら」と書いた汽車が出るよ 片言続く音の中に 友の名前が浮かんで来るよ 垣根越えて振れ合った あの固い夢を大事に載せて 思い出燃やして汽車が行くよ 数え切れない駅を過ぎて 何処まで続く私の旅は 何時の日か又会える 望みを抱いた 汽笛が鳴って 「さよなら」と書いた汽車が出るよ