紙に描いたラフ画 踊り出す夜の闇 一人空を楽しげに 遠くへと飛び立つ 騒ぎ出した森に 崩れ出す日常の リズム刻む 振り子時計 合わせて狂いだす . 囁く人の声に 囁く人の歌声に 囁く人の耳に 一人じゃないと呟いた 何度でも ゆらゆら揺れていた 儚い夢の音に 忘れていた輝いた あの頃の顔 . 一人部屋の隅に 座り込む人形を 抱え布団へと向かう 変わらない毎日 軋む床の音に 驚いて目を覚ます 隙間覗く猫の顔 哀しく微笑んだ 呟く猫の声に 呟く猫の歌声に 呟く猫の耳が 怖くないと強がった 震えてる 歩く道の上に 転がるガラス玉 拾い上げた その先を考えないで . 開くドアの先に 写り込む日の光 温かくて優しくて 空へと手を伸ばす . ゆるやかに流れる 永遠に身を任せ 時の音色を奏でて 落ちていく木の葉を ひらひらと眺める 色を生む傘回し 何度でも繰り返して 夢の中彷徨う