たったひとつ気が付いた わたしの在る理由 きみが消えて仕舞わぬよう きっと叶えるために在る 時の音色は 無情に巡り 錆び付いた 針動かし続ける 廻れば謳を 忘れる人は 眼を殺がれ 彷徨う屍 斜陽に啼いた 鳥は墜ち逝く 焼け落ちる 穢れた漆羽根 雲間の月を 仰がず奔る 虚道には 終着地は亡い 瑕疵無き丘立つ 侘しい社は (私はただ この場所で) 宵月映した 神錆びた場所 (手を繋いで 君と居たかった) "Lucent my wish" 信じた在り処棄てれば (透明な) 仄昏い夜が明けると気付いた (願いはただ) 視得無い明日を睨み (染まり行く) 東雲へ奔る (元の色も忘れ) 真澄の鏡染める朱の葉 赤錆びた葉が秋を深める 八十神仰ぐ緋色ノ杜の 頂に響く嗤い声 瑕疵無き山立つ 華やぐ社は (私はただ この場所で) 秋空映した 神錆びた場所 (手を繋いで 君と居たかった) "Lucent my wish" 透明な願いは染まり (透明な) 仄昏い夜の帳がまた来る (願いはただ) 視得無い空を呪い (染まり行く) 虚道に墜ちて逝く (元の色も忘れ) 瑕疵亡く聳える 九天の社は (私はただ この場所で) 心を映した 神錆びた場所 (手を繋いで 君と居たかった) "Lucent my wish" 儚い願いの錆びた (透明な) 仄昏い夜は終わらないままで (願いはただ) 砕けた心探す (染まり行く) 神錆びた場所で (元の色も忘れ) たったひとつ気が付いた わたしの在る理由 きみが消えて仕舞わぬよう きっと叶えるためにある