触れる窓に滲む 冷たい朝露 なぞる指で描く 歪んだ願い 震え揺れる木の葉 舞い散る色彩 流れ落ちる砂に 遊ばれて 霞んだ 目で見ていた 暗い 誓い 淡い 期待 遮る布きれ 色を変える景色 忘れ去る憂い 終焉の足音 来ない待ち人 触る砂の重さ 次第になくなり 欠ける月の影に 残されていた 白黒の 目で見ていた 深い 思い 白い 願い 暗闇の奥へ 何度も繰り返し 這い上がる階段 落ちてきた宝石 昔見た石 拾い上げる指に すり抜ける翼が 何時か私の背に あると信じて