月が詠う悲愴慈愛にも似た青 楔清めど消えぬ咎に憂う古の巫女 嵩み癒えぬ闇に贖罪の名で封 勇み踏まえど震う腕に刺さる孤高なる呪符 . 幾度も重ねてく 人ならざる業 落ちぬ涙に浮かぶ 泥の舟 神をも仇となし 穢れた身で撃つ 紙切れにも刻んだ嘆きの音 . 月が詠う悲愴慈愛にも似た青 楔清めど消えぬ咎に憂う古の巫女 . 己が腕に握る堕罪せし邪の符に 放てど費えぬ空の罪を加え筆で認む . 月が笑う喜劇 神に牙向く巫女 黄泉に見放され行き場を無くし 独り幻想を舞う