いつしか雪が舞い降りて 都会の色を消してゆく 君と別れたあの日あの時と同じ どこからか鐘が鳴る 黒いコート 白く染まるまで さよならべきずきしたね 君は今どこにいるよ この街路樹に幻を見ても 抱きしめられず 切なさは降り続くよ 音(おと)も立てずに 独り歩く肩に そして空(うつ)ろな胸に どうしてもっと引き止めて 未来を変えてみなかったんだ 涙のような雪の欠片 くり返しそう訊くよ 会えばいつも 求め合ってたね 永遠を探るように 君は今どうしてるの いつか居場所もわからないまま また冬が来て 君に似た後ろ姿 見かけるたびに 追いかけてしまうよ あの頃の自分を 君は今どうこにいるよ この悲しみが雫のようにもし 溶けていっても この胸は憶えてるよ 冷たい頬に あの時流れてた 透き通る愛だけは