[00:26.11] 開襟のシャツの胸元から 両切り煙草を [00:38.26] 男は無造作に取り出す くわえながら行く [00:47.59] 真昼の草の匂い強く むせて [01:43.95] 公園のボートには 昔の面影見えなくて [01:56.11] 恋人は語らうが 浮かんだ姿は紙コップ [02:07.97] 夢 紙一重 もうギリギリのイリュージョン [02:25.01] 切なさを 漕いで行くよ [02:44.02] トーキョーの空の青 平たく奥行き失くしてる [02:56.11] 色合いはポリバケツ それでも口には出さないよ [03:08.09] 夢 紙一重 愛ギリギリのイリュージョン [03:24.88] せつなさも 汲んでいくよ [03:32.75] やさしさ色は せめて胸の中 [03:44.51] 君のためにだけ塗りこめた 世界さ [03:56.67] 小さい頃の 植物図鑑を [04:08.65] 君になら見せられるきっと 自然に [04:20.83] むかしばなし 男のリュックサック [04:33.14] 眠る蝶の羽もよう はかなげで [04:47.59] 見とれている 映像はカーキ色に [05:51.42] やるせなさを 男は背負うけれど [06:03.37] 君にだけは さりげなく歌を唄う [06:17.77] あの日の空の青さまで よみがえるように [06:35.67] SFの未来が来ても [06:47.68] さりげなく 歌を唄う [07:09.93] 開襟シャツの男の影 振り向くといない [07:22.02] 時間のよじらたすれ違い [07:31.40] 開くと も一度会えそうな 真昼