[00:12.800]朝食に毒を密かに盛れ [00:14.500]ながい土曜日を終わらせる為に [00:23.000]軌道を外れた人工衛星の物憂い視線 [00:27.000]緩んだ口元 [00:34.000]塔の門をくぐってからどのくらいの時間が [00:36.200]経っただろうか [00:39.000]1時間?1日?1年?100年? [00:44.000]この階段はあまりに長くて [00:46.000]昇りながら下っているような感覚に陥った [00:49.000]多分そのふたつに大きな違いはない [00:55.000]ほとんどは忘れてしまった [00:58.000]雨に溶けていった [01:01.000]どこかの大地の養分に僕の記憶はなる [01:10.800]誰かが今頃遠くで雨季を待つ [01:21.100]雨季は遠い [01:24.890]突然階段は終わる [01:29.000]風が沈黙する [01:32.000]静寂が辺りを包む [01:35.890]時が満ちたようだ [01:41.000]最上階の扉 開け放ち [01:48.850]僕は言った [01:51.000]僕は言った [02:07.000]時間だよ僕から生まれた僕自身に告ぐ [02:09.000]メメント モリ [02:27.000]青空少しだけおかしくなったよ [02:37.000]君の首に触れて引きずり込んだ [02:48.000]かくして僕は塔に君臨した [02:51.000]さあ角砂糖を献上せよ [02:58.850]遠い眼下をのぞき込んだ [03:01.000]そこに元の君の姿はない [03:09.000]印刷機が作った未来の歴史 [03:11.000]退屈な病に血清はない [03:14.000]革命に血は流されないからだ [03:19.000]生きながら死んでいるような感覚に陥った [03:24.000]多分そのふたつに大きな違いはない [03:29.000]足音が秒針のように近づいてくると [03:36.000]僕はそれを知っていたこと 思い出したのさ [03:46.000]足音止んで 開け放つ [03:52.000]君は言った [03:56.000]君は言った [04:10.000]時間だよ僕から生まれた僕自身に告ぐ [04:15.000]メメント モリ [04:30.000]青空少しだけおかしくなったよ [04:41.000]僕の首に触れて引きずり込んだ [05:31.000]青空少しだけおかしくなったよ [05:41.000]僕の首に触れて引きずり込んだ [05:51.000]青空塔を抱いて眠りにつくのさ