朝の目覚めの際に 淀んで拡がって行く 訳もなく大きなわだかまり 肩すかしをくらわせて 昨日という日が素通りする 朝はいつでも明るすぎて 痛手は充分覚悟はしも わずかな眠りじゃぬぐえない アルミサッシに白く輝く 投げやりな陽の光わだかまる胸の重み 相変わらず僕の朝は死んだまま 頼りない朝の顔 なけなしの真心さえ 使い果した 石青みたいに無表情口に出るのは呟きばかり 一日の手応えが切実に欲しい おお---- 朝の目覚めはいつでも無彩色の世界で 訳もなく物憂い頭痛 肩すかしをくらわせて昨日という日が素通りする 朝はいつでも悲しすぎて 痛手は充分覚悟はしても使った情熱は不完全燃焼 流した涙は生乾き 投げやりな陽のゆらめきわだかまる胸の重み 相変わらず僕の朝はよみがえらない 頼りない朝の顔 なけなしの真心さえ 使い果した 石青みたいに無表情口に出るのは呟きばかり 満ち足りた 手応えが切実に欲しい おおーー 作曲 : 来生たかお 作词 : 来生えつこ