雨は今まだ 君の町を濡らし 電話の向こうで 悲しく唄ってる 僕に大事な 話などないだろう 午前0時を 時計が少し過ぎた たしか今夜は 彼に逢ったはずだね 5年の月日と ページを閉じるために 抱かれる前に 泣いて困らせる 君のたくらみは あんまり好きになれないよ とぎれそうな声だけど つらさはわかる もっとこうしていたいなら 僕でいいなら ロマンチックを おくっておくれ ロマンチックに 雨が止むまで 君はたしかに 彼に夢中だったのさ 日ごと きれいに なるのも知ってたよ 人間以外の 男は 妻がいたって 家に帰らない事が 許されるのよと 愛していたのは 一人の男だったし 求められたのは 自由な君なんだから 愛の取り引きを 我慢出来るなら それを 裏切りと今さら言うのはおかしいよ 悲しいのは知ってるさ ずっと 思ってた 終わった今つかのまの 僕でいいなら ロマンチックを おくっておくれ ロマンチックに 雨が止むまで 2時を過ぎたよ 雨もやんできたようだ 乱れた心が 言葉にじれて ゆれてる ひと月ぐらいは 君の少年のような 胸も痛むだろう 想い出消えていくまで 受話器を置くけど 君ももう眠って欲しい 僕の中で今 何かが変わりつつある 少したったら もう一度 電話をくれないか 本当は君を 愛し始めてるらしい ありきたりな夜だけど 明日になれば 久しぶりの静けさを 君が望むなら ロマンチックを おくっておくれ ロマッチックに 夜があけるまで