コトノハは 風のように流れる 夜明け前 舞い落ちる花弁 染まりゆく 夜は過去の幻影 現実か夢かもわからない 窓の外 光が灯り始め 霞んだ目をこすって 明日へ飛び立つ たわいない言葉 忘れて眠りましょう 泡のようなあなた 優しく包み 空へ… 口づけよりも熱い 奈落よりも深い 抱擁で私を未知へと誘って いつか消えてしまう 熱を絶やさないで 曇ったガラスに あなたの影をなぞる 荒れ果てた大地に 咲いてしまった花は 枯れゆくのを待つだけの 孤独な生命(いのち) やがて夜が明けて 光が射す前に あなたの矢イ刃(やいば)で 私を突き動かして 足音は 波のように近づく 限られた 時間(とき)は待ってくれない 意味もなく 石ころ蹴飛ばしたり 意味もなく はなうた歌ったり 撫でるように 頬を伝う風が 数多の影を 斜めに傾ける 終わらない輪廻 繰り返すだけの日々 絡む指さえも 引き離されて 闇へ… 夕焼けよりも赤い 血の海よりも赤い 瞳であなたのココロを染め上げましょう いつまでも消えない 刻まれた色は あなたを捜し出す 重要な目印 どんな闇もいつか 光が差し込んで 星たちが飛び交い 時間(とき)が流れ始める やがて日が沈んで 闇に染まる前に あなたの体温(ねつ)で 愛で 私を濡らして 口づけよりも熱い 奈落よりも深い 抱擁で私を未知へと誘って いつか消えてしまう 熱を絶やさないで 曇ったガラスに あなたの影をなぞる 荒れ果てた大地に 咲いてしまった花は 枯れゆくのを待つだけの 孤独な生命(いのち) やがて夜が明けて 光が射す前に あなたの矢イ刃(やいば)で 私を突き動かして