ベランダ越しの暗闇で 悪魔が手招き繰り返す このライン乗り越えてしまえば すべてをゼロに戻せるの 闇がすべてのゴールなら 時を待つ意味がありますか 私が今消え去っても 何も変わらないなら 何もかもが くすんで見える かじかんだ月が 震えてる さよなら 紙芝居みたいな街よ 壊れかけた時が巻き戻ってゆく 静かに 閉じてゆく瞳にひとつ 映る影が微笑みならいいのに 立ち止まれば置き去りにされ 走り出せば風に曝される 歯車が一つ欠けても 代わりなんていらない 加速する 世界の波に 飲み込まれたまま 弾かれる さよなら シャボン玉みたいな夢よ 指で触れたとたん弾けて消えた 最後に 閉じてゆく心の奥に 幸せな景色が ひとつあればいいのに さよなら 紙芝居みたいな街よ 壊れかけた時が巻き戻ってゆく 静かに 閉じてゆく瞳にひとつ 映る影が微笑みならいい 最後に 閉じてゆく心の奥に