桟橋に立つ君の肩から 海鳥たちが飛び立ってゆく ラットを握る俺を見つめて 涙で何か話しかける 出航前の慌ただしさに そこだけ時が止まったようだ 心ひとつの海の仲間が 舫いといて船に乗る 江ノ島、三崎、大島越えて 新島、式根、三宅島まで Sail On! 光進丸よ 俺を銀色の海へ誘え! Sail On! 光進丸よ 俺の夢乗せて海へ羽撃け! 別れはいつも苦手なものさ 海図を辿る指も止まるよ 昨日の夢は陸に捨てよう 水平線の向うが未来 港へ残る白い水の尾 手を振る君がもう点になる 岬の風に振り向く俺は 海の男の顔だろう 御子元、石邸、遠州越えて 的矢、紀伊で黒潮にのる Sail On! 光進丸よ 俺を銀色の海へ誘え!! Sail On! 光進丸よ 俺の夢乗せて海へ羽撃け!