ふいにラベンダーの 香りがした ホームで 夕暮れ色に 染まるまちを 见ていた まくら木のすき间から 芽を出したれんげ草 “忘れないでいよう”って ずーっと想ってたのに 夏の日の想い出は まぶしくて 切なくて いつの间にか 赤茶けた フォトグラフに 泪がでた “不思议な人ね” 笑いながら そう言うと 振りかえらないで 步いてったね ひとりで 坂道を越えるまで 手をふっていたんだよ “かわらないでいよう”って ずーっと想ってたのに あの风のささやきは 淋しくて 切なくて いつまでも 青空の フォトグラフに 泪がでた