空の切れ間に 落ちる花びら ただ見送っていた 名もなき夢は 仿徨い続け 形を変えたけど あの日 握りしめた手のひらから 伝わった温度が 忘れた頃 胸に届いて いま 咲いたよ 氷のように 冷たくってもいい 愛に触れる度に 溶けてく そして 眠っていた 鮮やかな種が芽を出す ほら 君に見えるように 矛盾に満ちた 声が視界を 汚す夜が来ても 褪せない光が 君に灯れば 歩いてゆけるだろう もしも 凍えるような水に触れて 目を覚ますなら どんな闇でも演じてやる ああ 気づいてよ 望んでいた 終わりに向かって 足を早め生まる 人を横目に 今度からは 最俊まで信じてみるよ ほら 君が包み込む 枯れるだけの道と 決めつけてた日々でさえ 優しく映し出す 本当の天使に 巡り会えたから 空の切れ間に 落ちる花びら 手を伸ばしたら 掴みとれそう さあ 鳥のように とべなくってもいい いつもどこかに君 感じる そして 夢見ていた 暖かな春を迎える ほら この街を包む