まどろみと冬の午後 くり返される日々も 柳をすべり落ちる ただ 一度きりの夢 置き去りのぬくもり 光に変わるまで 通い慣れた ひだまりに あなたを映します こぼれる記憶の粒 水面をはじいたなら 雪にとけ 舞い上がり ふたたび流れ着く 何度もたぐり寄せ 心うるおすけれど 掬いあげる 指先に 冷たく残ります 置き去りのぬくもり 力に変えるまで 通い慣れた ひだまりに あなたを映します 頬をなでる ひだまりに あなたを思い出す