いつか見た夢のように 砂の国を旅した あなたの肩のむかう 地平を見つめて 静かすぎる星たちの 長い長い歌を聞いた それは消えては生まれる 命の歌声 いつもいつも 忘れないように 風と鳥と 空の哀しみを 忘れないように 一度だけ振り返る 旅の終わりの朝に その目に映る私と はじめて出会う すきとおる意識の底 そっとそっと触れあう 指と指 はるか宇宙の地図 描かれる瞬間 いつもいつも 愛しあえるように 風と鳥と 空の哀しみを 忘れないように 旅をはじめる 終わり