[00:28.56]誰(だれ)もいないこの部屋(へや)で [00:35.01]眠(ねむ)っていた 二人(ふたり)だけの時間(じかん) [00:41.67]忘(わす)れかけていたその声(こえ) [00:48.25]聞(き)こえた気(き)がした [00:55.31]古(ふる)びた写真(しゃしん)の中(なか) [01:01.77]筋书(すじが)きを知(し)らない僕(ぼく)らは [01:06.98]あの頃(ころ)のまま [01:10.98]その小(ちい)さな手(て)を 優(やさ)しく握(にぎ)った [01:17.53]照(て)れながら微笑(ほほえ)む君(きみ)の [01:24.20]その笑顏(えがお)も ぼやけて行(い)く [01:29.75]搖(ゆ)れる水(みず)に映(うつ)る月(つき)のように [01:37.07]さよなら、さよなら愛(いと)しい人(ひと) [01:43.72]振(ふ)り返(かえ)れば今(いま)もそこに [01:50.21]君(きみ)がいてくれるような気(き)がして [01:56.71]僕(ぼく)は歩(ある)き出(だ)せない [02:16.94]降(ふ)りしきる雨(あめ)に打(う)たれて [02:23.52]傘(かさ)も差(さ)さずに出掛(でか)けた [02:29.99]何(なに)か呟(つぶや)いたきり [02:36.65]君(きみ)は帰(かえ)らなかった [02:43.73]季節(きせつ)はめぐり、めぐり [02:50.34]もうじき何度目(なんどめ)かの秋(あき)が訪(おとず)れる [02:59.49]抱(だ)き寄(よ)せた肩(かた) 震(ふる)えていた [03:06.10]手(て)のひらに殘(のこ)る温(ぬく)もりは [03:12.62]風(かぜ)にさらわれた木(こ)の葉(は)のよう [03:18.28]舞(ま)い落(お)ちて行(い)くだけさ [03:25.78]さよなら、さよなら愛(いと)しい人(ひと) [03:32.26]街(まち)はほら 紅(あか)く染(そ)まって [03:38.78]夜(よる)を待(ま)てない星達(ほしたち)がもう [03:44.84]明日(あす)をそっと照(て)らしてる