絢瀬絵里 十七歳 アピールポイントは ロシア生まれのおばあちゃん 譲りの このグッドスタイルと 明るい性格 それに けっこ何でもできちゃう 器用なタイプっていうところかしら 賢い可愛い絵里ちっかてよく呼ばれていたわ 高校に入ったら 部活ではちゃか新体操でもやろうかなあってと思てたんだけど うちの学校は生徒数は少なくて 部活も全然盛んじゃないから 結局部活は何でもやってません 真面目に努力するなんてあんまり好きじゃないし だから 最近 正直毎日結構暇だったの だから うっかり乗っちゃったのかしら 「アイドルになろう」なんって 夢みたいな話 初めに「アイドルにならないか」って誘われ時には 「はっ アイドル」って目と耳を疑いちゃったわ だって いくらちもとで可愛いって言われだって こんな普通な高校生の私達かって  やっぱり普通は思うじゃない? それに もちろんなれる自信はあるけど そんなことに一生懸命になっても あんまりいいことなさそうっていうか 実際 アイドルって大変そうだし でも なんか 「熱意に負けた」っていうか 穂乃果の「私たちの学校を守りたい」っていう いつも一生懸命でまっすぐな目を見てたら 私 自分のことを恥ずかしくなってきちゃったよね なんか 今私にもできることをしなぎゃいけないような気がしてきたの 初めて知ったわ 私にもまだ残ってた こんな気持ち 少しだけ胸が熱くなったの この胸の ずっと ずっと 多くの方 「うつうつ そわそわ」って バカみたいだけど 私だって自分の育ったこの街が好き 私を通っているその学校が好き 私にできることで 少しでも 私の好きなもの守ることができたならって そんな風に思っている自分にびっくりしちゃった 正直 ダンスや歌は自信ないけど でもモ―ドが器用な方だから これからすぐにうまくなるわよ これからの絵里ちかを見ていて 絶対に損をさせないわ さ~今のこの私の熱い気持ちを君と分かち合いから