振り払おうとして、また繰り返した日々の 理(ことわり)を なんという言葉で埋めつくそう (そっと大きな雲が、今僕らを包んで) 思い出せない 景色の中で、心の奥に仕舞うように溢れた淚、 零れ落ちる度に 僕らはすぐに 忘れてしまう 木漏れ日の映した青い蜃気楼のように、 積み上がる雲が一面、埋め尽くした (もっと広い世界が まだ僕らを待っている) 思い出せない景色描いて、心の奥に仕舞うように 溢れた淚、 零れ落ちる度に 僕らはすぐに 忘れてしまう 下る坂道を、風に靡く君の前髮を、 うたかたの日々を映した陽炎を、 (僕はまだ) 思い出せかい記憶のように、心の奥に仕舞いこんで 淚溢れて零れ落ちる度に、君の姿を忘れてしまう 終わり