いつか君が振り向いて 精一杯の笑顔を 見せるようになるといいね ふと思ったから 街には傘の花が ただ鮮やかに咲いていて びしょ濡れのまま君はひとり 何を見つめていたんだろう 何も持たない僕と 何かを失くした君 いつしか僕らは語り始めてた あの日突然消えた君を あてもなくただ追いかけた 物足りない左側 「気付けば君が好きでした」 街はざわめき始め 恋人達を照らして 書き綴った手紙は今も ポケットの中で眠ってる 夕陽の空を ひとり見上げてるよ 夜が次第に覆う様子見つめて 君に届くあの歌は 遠くから聞こえたメロディ 君に近いこの場所で 僕が奏でたものじゃない 今すぐでも君のことを 抱きしめたいと思うけど 遠回りも受け入れて 今は君を見守るから イタズラに近づいていた この距離を今越えたから 二人で奏でるメロディ 高らかに響かせよう… 終わり