[00:32.440]月明かりがそっと差し込む真夜中の3時にふと目を覚ます [00:40.670]高い高いをしてもらった記憶を夢に見た [00:48.460]優秀すぎる兄弟子たちの背中に何とか追いつきたいけど [00:55.680]今日も1日紅茶を淹れて役に立たず終わる [01:03.27]「 」さあ唱えてごらん [01:07.590]顔を失くしたソーサラーは笑う [01:11.250]魔術は天使には使いこなせない [01:15.220]古くからの言い伝え [01:19.25]「 」口にしちゃいけない [01:23.150]銀色の杖はただ弧を描く [01:27.540]灯りの灯ることのないシャンデリア [01:31.420]封じられた呪文はまだ本の中 [01:52.560]初めてできたお友だちは欲しがるもの全て有していて [01:59.470]近づく程に離れていく感覚を覚えた [02:07.670]手を引かれた夕食会カンテラを片手に立ち尽くした [02:15.400]寒くて尚暖かかったあの日が蘇る [02:23.21]「 」ほら唱えてごらん [02:27.430]面影の消えたソーサラーは笑う [02:31.090]降りても足の着けられぬ階段の [02:34.700]行く末は知らされぬまま [02:39.46]「 」口にしなきゃいけない [02:43.060]エメラルドの瞳に涙一筋 [02:47.180]捨て駒なんてのは始めからわかってる [02:51.410]ただあなたの役に立ちたいんだ [03:27.64]「 」 [03:31.240]結局僕は出来損ないだった [03:35.110]でも君は素晴らしい魔法使いだ [03:39.580]最初で最後のおともだち [03:43.660]壊れて歪んで散った大事な大事な世界 [03:47.520]救ってやってくださいまし、どうかどうか [03:51.140]魔力の欠片もなかった少年は [03:55.380]今ひとり静かに眠りについた