午後の四時三分 赤が沈み行く時 「あの子が眠った」と 青い鳥が言う 要らない駒は捨てる 全て無邪気な悪魔のせい 君は優しき復讐者 僕と違う天使で 例えば僕が君の口を塞いだとして 君は目を覚ますのか? 「笑止、それはおどき話」 青い鳥は飛びだった 午後の三時ちょうど ティーパーティは開かれず 自分で入れた紅茶 くそまずいんだ 色褪せた絵本の表紙 毒リンゴを食っちゃう童話 僕は悪魔のヒーロー 君の王子にはなれない もしも僕が悪魔の 息の根を止めてとして 君は笑ってくれる? 「ああ、一緒に眠ろう」 青い鳥はこと切れた 最後に口塞いでも やっぱり目は覚めなくて 僕の意識は落ちる 君の隣でおやすみ 愛する君の隣で 君の隣で おやすみ