[00:18.31]昔、登った石の階段は [00:23.14]見事な程に崩れ落ちて [00:28.02]境内まで続く砂利道で [00:32.10]君はぐるりの景色を見渡す [00:36.65]拝みに参る人は誰もなく [00:41.15]遊ぶ子どもも、消えたのだろう [00:45.79]諸行無常の響きの中に [00:50.05]ふわり懐かしい香りがした [00:53.76]神様 会いたくて けど、会えなくて [00:59.06]迎え火で、迎えました [01:03.59]だけどそれを望まないことわかってる [01:08.05]花火ひとつ、終わり 水に浸かる [01:11.78]蚊帳くぐり抜け出して [01:14.83]裸足で駆けた [01:16.99]記憶すっと思い出しました [01:21.49]残るのははしゃぐ神様の影だけ [01:25.99]目を閉じる遠い夏の頃へ [01:48.03]古いアルバム引っ張り出して [01:52.90]神様の姿を探すけど [01:57.79]君によく似た年端も行かぬ [02:02.13]僕の姿 写り込んでるだけ [02:06.49]幼い頃、遊んだ神様は [02:10.93]ただの幻、だったのかと [02:15.69]一人で笑いながら遊んでる [02:19.97]君を眺めながら考えてた [02:23.69]神様 会いたくて けど、見えなくて [02:28.91]篝火を、灯しました [02:33.41]だけど、ずっと神様いるんだと信じてる [02:37.97]下駄の鼻緒、切れて 君を負ぶる [02:41.98]じぇんけんほいで負けて 鬼ごっこした [02:46.92]記憶すっと思い出しました [02:51.52]不思議そうな顔で見てる大人と [02:55.96]寂しそうな神様の横顔と、 [03:18.11]「誰と話してるの、何もないでしょ?」 [03:23.04]怪訝そうな周りの視線に [03:27.58]怖くなって神様を疑った日から [03:32.01]僕の前に現れなくなった [03:35.89]神様 会いたくて また、会いたくて [03:40.89]空をふっと、見上げました [03:45.48]誰もいない方へ手を振る君に [03:49.95]僕は不思議そうな顔はしない [03:53.93]神様、会いたくて また会いたくて [03:58.89]送り火で、送りました [04:03.52]聞こえるは僕吹く口笛だけ [04:07.92]また、きっと きっと遊びに来てね