[00:03](それじゃあ行ってくるね) [00:24]きっと良くはない夢でもみてるんだ [00:29]世界の淵から落とされ 帰路見つからず [00:34]たった10文字の自分の名でさえ 今の状態では手放してしまいそうだよ [00:43]1番目のあの子は 無事に帰れたのだろうか [00:53]あれは実に従順だから 使い捨てにしてもいいかなんて考えていた (はは、まさか) [01:02]たったひとつだけ願いが叶うなら 何をお願いしようなんて考えたこともないや [01:12]「全部捨てちゃえば楽になれるよ?」 [01:16]なんて、内側で囁くのは誰? [01:41]きっと良くはない夢でも見てるんだ [01:46]世界の淵から落とされ 帰路見つからず [01:51]たった10文字の自分の名でさえ 気を抜けば直ぐに食べられてしまいそうだよ [02:01]2番目のあの子は ふてくされてはいないだろうか [02:10]それに操り糸をつけて 横で悪を演じさせようなんて呟いてた (はは、まさか) [02:19]たったひとつだけ願いが叶うなら 何をお願いしようなんて考えたこともないや [02:29]「じゃあ全部僕が食べ尽くしててあげようか?」 [02:35]なんて内側の声を掻き消して [02:58]3番目のあの子は 泣きじゃくってはいないだろうか [03:07]その命と引き換えにして 世界を終わらせてやろうかなんて繰り返していた [03:16](もしもたったひとつだけ願いが叶うなら もう一度彼女と彼と彼に会わせてください) [03:27](ほら、もう名前も食されたようで 顔を見ても 呼んでやれない 力なく笑った) [03:36]たったひとつだけ願いが叶うなら 光も影も果てもなきこの場所で声は響く [03:46]「業苦も憎悪も 愛でご馳走様」 [03:51]せめて思い出の姿でいさせて かくて自我はきれいに食べられた [04:17](ただいま)?