たいしたもんだよ おまえさんは きしんだ柱に しに行く節目が たえきれず今も 立ちすくんでいる ひかりもとどかぬ 部屋の片隅に でてくる雨風 開かずの部屋 ゆめではないのさ きぼうはかなたに さびしくないんだ 俺たちは ぎっしりいっぱい しんじつがあるのさ はるの陽を浴びて ゆらゆらゆらめく ひのでをさえぎる 高い高い壁 つめたくかがやく 蜘蛛の糸が こんなにからんで めまいを起こすぜ もやに霞んでいる 遥かな場所 うつくしい大地と にじいろの空と どこからともなく ささやく が とつぜん大きく 激突するんだ くるった嵐が すぐそこまで るろうの旅人 なぜここにいるの?