満天の夜空から  はぐれたホウキ星を まるで僕らのようだと  君は優しく微笑(わら)った わずかな希望の全てを  輝きに変えたくて けなげなその光に  僕らは夢を託した ひとりじゃないと知って  この手は強くなれた 今はもう聴こえないその声に  僕はまた うなずいて 悲しみの夜を越えて  僕らは歩き続ける 願いは 想いは  果てしない宇宙(そら)を夢見てしまうから たとえひとときだけでも  きらめくことができたら こころは ほら 今  こぼれた光に 手を伸ばすよ 君がくれた手紙を  まだ捨てられないまま 何度も読んだ文字に  「ありがとう」と書き足した はるかな街のかなた  君にも見えてるかな 「さよなら」優しいこの場所から  僕もまた 旅立つよ 悲しみがいつかそこで  僕らを引き止めようとも 願いは 想いは  うつくしい明日(みらい)を描いていくから たとえまぼろしだとしても  見つけることができたら こころは ほら 今  こぼれた光に 手を伸ばすよ 悲しみのその向こうで  君とまた出会えるまで 願いは 想いは  揺るぎない閃光(ことば)を伝えていくから 悲しみの夜を越えて  僕らは信じ続ける 願いは 想いは  終わらない生命(せかい)を夢見てしまうから たとえひとときだけでも  きらめくことができたら こころは ほら 今  こぼれた光に 手を伸ばすよ