作曲 : 三上ちさ子 作词 : 三上ちさ子 望んでも自分はただ無力で 青く澄んだ秋の空遠すぎて 思い詰めてしまう自分が悲しくて かなわない事もあるよって笑った もし僕に願い事が 一つだけかなうとしたら でもふと気づくと 僕には心の底から 望むことなんて 何一つ無かった ただもし僕にも 歌がうたえるなら まだ生きてる事が 許されるなら 僕は僕のために 自分を削って燃やすよ 誰かの心に一瞬でも 響いたなら 「僕はこの世界に 生まれてきて よかったんだね?」 いつかみんな死ぬんだって わかってれば こんな憎み合う事も ないのかな? 僕はただ純粋になりたくて なれない自分がよく嫌になるよ 僕の心は「何か」が 欠けているから 無意識に人を 傷つけてしまうんだ でもこんな僕にも まだ誰かの心に強く 刻める「何か」が 与えられてるとしたら 僕はこの体で 自分をブチ壊すよ もしまだ僕に 時間が残されてるなら この日の風のにおい 通りを行く人々 何でもないような事を そう確かめるだけで 僕はなぜか少し 救われた気がするんだ 神サマは僕にこの「声」をくれた きれいな花見られる この「目」をくれた きれいと感じられる 「心」をくれた それで僕はあの人に 何を返せた? 神サマのくれたこの体使って 生きてるこの喜びを歌うんだ あの空の青さや太陽の温かさ 揺らめく木々の葉 こぼれる光 いつかは消えるのなら 「生きている」愛しさや 悲しみや辛さまで 受け止めるんだ 僕はここにいるよ ちゃんと感じているよ? 誰かがこのちっぽけな 僕を求めてくれたら 僕はもうそれでいいよ 君に会いに行こう