[00:12.000]その日 午後から日暮れにかけて [00:19.130]軽い夕立が通り過ぎた [00:24.600]そして 僕等は海の近く [00:31.090]濡れたアスファルトを走った [00:35.180] [00:38.860]潰れた 薄暗い貸倉庫の影で [00:50.480]しばらく 空を見上げて雨をしのいだ [00:58.580] [01:00.090]フイに 君が口ずさむ 僕は聴いてる [01:06.290]聞き覚えのないメロディー [01:11.910]もう 消えてしまうくらい 小さな声で [01:17.900]やがて途切れてしまう [01:21.970] [01:34.970]帰り 都内へ向かう道は [01:41.080]ひどい渋滞が続いた [01:45.340]二人でどんなことを話したかは [01:52.990]おそらく君も覚えていないだろう [01:58.950] [02:01.290]ラジオで 知らない人の悲しいニュースと [02:12.760]誰かの つまらないバラードが流れた [02:20.320] [02:21.460]フイに 君が口ずさむ 僕の知らない歌 [02:28.070]頼りなく流れていく [02:33.120]いつも 話しかけようとして 言葉を探すと [02:39.890]それは途切れてしまう [02:43.520] [03:09.440]フイに 君が口ずさむ 僕は聴いてる [03:16.490]メロディーは 覚えていない [03:21.310]そうして 失ってしまうもの 守りきれるもの [03:28.050]ほんの少しの違い??? [03:32.090] [03:33.360]フイに 君が口ずさむ 僕は聴いてる [03:39.650]聞き覚えのないメロディー [03:43.910]もう 消えてしまうくらい 小さな声で [03:51.570]やがて途切れてしまう [03:55.320]