ゆらゆらと揺れている 雲の上宙を舞う 何もかも在るがまま ふわふわとただ漂う 常識と非常識が 裏返る この郷で 終らない幻想に 身を委ね 紅霧晴れ 見渡す景色は  湖 山並みが映える 春雪 遅咲く桜を 楽しむ 飽きるまで花見 木漏れ日が差し込んだ 眩しくて手を翳す 透明な空間に ささやかな喜びを 悠久の時の中 瞬間の出会い別れ 抱きしめる幻想 夢見心地で 狂い止まる 夜を取り戻し 浮かんだ 弦月は朧 乾いた 心を潤す 雫は 一粒の奇跡 ..music.. 妖怪や人間の隔たりも露と消え 酌み交わす歌い踊る 底知れず倒れるまで 唯思う 強く思う このままで そのままで 幸せな幻想が 続く様に ゆらゆらと揺れている 雲の上宙を舞う 何もかも在るがまま ふわふわとただ漂う 常識と非常識が 裏返る この郷で 終らない幻想に 身を委ねて 永久に 続く物語