踏み締める雪の痕 今はただ一つだけ 深々と降る雪が 遠い過去呼び起こす 清き白染める紅 頹れた人影に 駆け寄った抱き寄せた 時には既に遅く 何時も共に居ると、誓ったはずの約束は 淡き夢、絵空事のように消えた そして私だけが殘される 昏い空照らすように 雪はただ降り積もる 苦しみも悲しみも 全て埋め盡くして 春は來ない 永遠に、閉ざされた心が 凍り付いて、靜かに死んで行く 何時も共に居ると 笑う君はもう居ない 私だけが一人殘される