生徒たちの歓声が 風に舞って消えてゆく 車の中で 幼なじみの君と 二人きりの放課後 制服のポケットに ずっと入れたままの恋 待ち続けたのは ほんとはママじゃなくて 小さなチャンスだったの さよなら月日は 手のひらを離れて あんなに愛した 孤独に背を向ける バックシートにもたれて 夕焼けをかじっていたね バニラの香りに時間(とき)をひたしてた かけがえのないSympathy 時計をもたない君は いちばん自由だったね 君からあふれる ことばがいつのまにか 越えられなくなった頃 すべてを重ねたつもりの私たち 誰より遠くでお互いをみつめてた フロントグラスの上の 空はせまくなったけれど 大人びた君を見かけるたびに 夕焼けがまぶたを責める バックシートにもたれて 夕焼けをかじっていたね バニラの香りに時間(とき)をひたしてた かけがえのないSympathy