[00:21.20]泥濘んだ道 踏みしめ虚ろに彷徨う [00:31.50]透けて舞う籠目は 遠い日の空へ [00:40.90] [00:41.50]影を消し去ってしまいたい 光を集め [00:51.20]枝葉のように別れた行く末は 未だ見えない [01:01.10] [01:01.20]風を受け揺れる緋の精よ [01:06.50]数多の瑕 癒えぬままに [01:11.50] [01:11.70]抱えた心放ち ひとりきり歩いてゆく [01:27.50] [01:45.30]耳を塞ぎ 閉じこもった世界の色は [01:55.50]混ざり塒を巻いて私を締めつけた [02:05.60] [02:05.80]痛み苦しみを知り得て 積み重ねたのは [02:16.20]やがて忘れられてしまう 歪んだ世界 [02:25.10] [02:25.20]問うた声 掠れ届かぬ [02:31.50]人の群れは黒く蠢き [02:35.70] [02:35.80]挙げた手 静かに下ろし [02:42.30]奥底へ仕舞い込む [02:51.50] [03:10.50]夢と現界 爆ぜる— [03:24.50] [03:36.80]白い繭 守られていた [03:42.80]細い指では貫けない [03:47.40] [03:47.50]罅割れ落ちる殻の欠片蒐め [03:57.50] [03:57.60]風を受け揺れる緋の精よ [04:03.20]温もりなら 心の中 [04:07.40] [04:07.50]抱えて流す涙 その背中見つめている