トロイメライが通り過ぎたあと どうして胸が軋むのかな なんて不便な心が在るんだろう それをわたしは憎んだ だけど隠し切れないほどに あなたのことが好き ずっと迷わずにいられたら どんなに楽だったろう 時計は巻き戻らない だとしたらあなたを 抱きしめるためだけに生まれたかった 消えてくれない黒い感情が こうしてわたしを支配する 弱い心を皮肉の鎖で がんじがらめにしてるの それでも夕焼けが綺麗で この星に生まれたこと 失望してない 悲しみの向こうでそう思うの だから苦しくて苦しくて心は迷子になる ずっと探されず泣きじゃくり 飲み込んだ言葉を 誰にも言えなかった あなたに会うまではね 汚れた自分にも価値があるんだって 思っていられた だけど隠し切れないほどに あなたのことが好き ずっと迷わずにいられたら どんなに楽だったろう 時計は巻き戻らない だとしたらあなたを 抱きしめるためだけに生まれたかった