[03:10.41 [00:19.95] [00:22.92]そう気高く濁した廃都市みたいな [00:25.95]この鉄塔を仰いだ街が ボク自身だった [00:28.69] [00:29.00]潜める墓場と 負け犬ベンデッタ [00:31.66]その閑散な姿に 大停電が降った [00:34.31] [00:34.62]味気ないくらい価値もない舞台 [00:36.34]きっと愛もないだろう [00:37.52]半透明の蜃気楼 白昼に腐って [00:40.22]味気ないくらい誰も泣いてない [00:41.65]だって情もないだろう [00:43.10]ずっと歌を歌っていよう 退屈だろ [00:45.40] [00:45.62]でもそんな殺風景に キミはいた [00:49.25] [00:50.74]鈍色の 廻り廻る感情は [00:52.92]重なり合った [00:54.16]この大都会の愛と哀を [00:55.72]熱く絡ませ [00:57.23]キミを守る街は [00:58.58]光放った [00:59.80]ほらドドメ色の雨が降って [01:01.45]視界を塗り潰した [01:02.88]愛も知らないまま [01:04.70]汚れたまま [01:06.21] [01:07.63] [01:15.17] [01:16.50]そう絞り上げては [01:18.30]また吐き出した [01:19.55]平べったい言葉は [01:21.02]静寂を切った [01:22.52]奇っ怪な街と 堕胎、性、バルティーゴ [01:25.33]その劣等を孕んだボクは [01:27.12]恥辱に浸かったまま [01:28.02] [01:28.30]そんな殺風景にキミが [01:31.10]送り込んだ幻想 照り付ける閃光 [01:33.78]眩んだ原風景に 火を灯せ [01:37.15] [01:38.82]今までの 混ざり混ざる現象は [01:40.86]切先になった [01:42.21]自己防御に独占欲が [01:43.67]淫らに溶けて [01:45.23]火花散りネジ巻き [01:46.46]群衆を駆けた [01:47.82]でも気付かれはしないまま [01:49.56]捻くれたボクさ [01:50.95]愛も逆巻くほど [01:52.74]許されない [01:54.25] [01:55.47] [02:06.95] [02:07.77]歪みだす心も [02:10.63]こんな姿なら [02:13.45]キミも愛も崩れ去れば [02:14.89]鎖は解かれるの? [02:16.27]ガイドラインの夜光虫に似た街灯 [02:20.47]誘う月光列車 [02:21.95]湿る世界から [02:24.73]キミ一人をはじき出せば [02:26.20]誰のものになるだろう [02:27.56]皮肉に咲いた街で [02:30.15] [02:30.42]廻り廻る感情は重なり合った [02:33.07]この大都会の愛と哀を熱く絡ませ [02:36.05]キミを守る街は切なく尖った [02:38.72]まるでボクは振りかざす刃で [02:41.43] [02:41.67]「誰か許してよ」 [02:42.82] [02:43.11]ってただ 身勝手な声響かせて [02:45.83]助からない生命線だって [02:47.25]仕方がないって [02:48.65]キミを守る街に [02:50.01]キミはいなくて [02:51.39]それならボクはこの街の [02:53.04]孤独な亡霊だ [02:54.47]愛も知らないまま [02:56.36]生き続けよう [02:57.89] [03:08.68]終わり