[00:00.00]突然、君が浮いた [00:03.86]ほんの3㎝浮いた [00:07.18]「どうして浮いたのかな?」なんて [00:10.85]はじめは笑ってた [00:14.09]突然、君が浮いた [00:17.40]今度は10㎝浮いた [00:20.80]「このまま鳥になろう」なんて [00:24.59]はじめは笑ってた [00:27.88]嬉しそうな顔見て 不安になった [00:34.55]「大丈夫、赤い紐を結わえておくから」 [00:41.62]ふわりふわり ぎこちなく [00:44.85]浮かぶ君見てなぜか [00:48.41]出会った頃の二人の 姿重ねて消した [00:55.18]今日も、君が浮いた [00:58.45]私の肩まで浮いた [01:01.98]「どこまで行けるかな」 なんて [01:05.49]得意げに笑ってる [01:08.65]また今日、君が浮いた [01:12.09]あの木より高く浮いた [01:15.77]「このまま宇宙まで行こう」なんて [01:19.36]聞こえないフリした [01:22.83]飛んでいってしまいそうで [01:26.23]胸が痛くなった [01:29.60]「大丈夫、赤い紐を垂らしておくから」 [01:36.52]ふわりふわり 風のように [01:39.53]泳ぐ君見てたら つい [01:43.29]?そちらの眺めはどうですか?? [01:46.27]…聞いてどうする、わたし。 [01:50.26]伸びきってた赤い紐と [01:53.17]それを引くわたしの手と [01:56.85]なんかさ、もう、ね そう これじゃ [02:00.02]あまるで風船じゃないか。 [02:03.17]子供のころ 大好きだった風船はいつも [02:09.63]気付けばふわふわ どこかへ飛んでいってしまったんだ [02:15.63]手を離してしまったのか [02:19.07]紐がほつれてしまったのか [02:22.37]わからないのだけどもう [02:30.25]手を離してしまったのか [02:33.29]紐がほつれてしまったのか [02:37.14]わからないのだけどもう [02:40.12]君は どこかへ消えた [02:43.59]もっと 大切に掴んでればよかったのかな? [02:50.45]本当は怖かったんだ [02:53.94]そのまま しぼんでしまう事のほうが [03:07.10]-End-