夕焼けのマージナル 『たいせつなきみのために、ぼくにできるいちばんのこと』 オープニングソング またねと手を振るその 無邪気なきみの笑顔 あの日ぼくらは子供だったね 放課後誰もいない 二人きりの教室 黄昏色(たそがれいろ)に染まった 落書きだらけの黒板 二人を別つものは 何一つ無くて そう 永遠という奇跡を ぼくは無邪気に信じていた 夕焼けのマージナル きみとぼくの境界線 こんなにも近いのに きみの笑顔に 手が届かない 夕焼けのマージナル 夢現(ゆめうつつ)の境界線 連れて行く さらってく きみの笑顔 遠く遠く さよなら 呟くぼく 零れた涙ひとつ きみの姿もうここにない 古びた礼拝堂 響いたパイプオルガン ステンドグラス越しの 真っ赤に燃えてる夕日 世界の果てを見せる Caleidoscopio(カレイドスコーピオ)は 永遠という奇跡にも 終わりがあると告げていた 最果てのマージナル きみとぼくの強い絆 断ち切って 染めていく 二人の願い朱に染めてく 終末のマージナル 昼と夜の境界線 融けていく 茜色 沈んでいく 深く深く さよならも言えず 別れたあの日を ぼくは今も悔やんでるよ だから せめてきみに そう 『サヨナラ』と 夕焼けのマージナル きみとぼくの境界線 こんなにも近いのに きみの笑顔に 手が届かない 夕焼けのマージナル 彼方此方(かなこなた)の境界線 届かない 遠すぎて ぼくの声が きみの元へ 終わり