触れて濡れて捩(よじ)れた脳 火照る肌は桜 春も夏も昼も夜も揺れた紙芝居 惚(ほ)れて腫れて夢心地(ここち) 醒めた口は芥(あくた) 無粋(無粋)、クスリいりません 鎖国(さこく)恋しばり 求め求め求め られてられて乙女(おとめ) 染めて染められたら一片(ひとひら) ふわふわふわふわり くらくらくらくらり 骨の髄(ずい)まで ぱっと咲かせる色を飾るなら 来やしゃんせ 通りゃんせ 命の三つ四つあげちゃうわ ぱっと散らせ土に還るなら 貴方の根(ね)の元へ 一人ぼっちより髑髏(されこうべ) 暮れて摩(す)れて拗(こじ)れた脳 仮有に濡れた枕(まくら) 秋も冬も朝も夕も消えた紙芝居 生まれもった性(さが)憎し なぞる道は業 つけるクスリありません 良薬口苦(りょうやくくちにが)し 揉(も)んで揉んで揉んで こねてこねて乙女 潰し潰されたら一片 ほろほろほろほろり どろどろどろどろり 骨の髄まで ぱっと咲かせ色を飾るなら 駆り立てて毘沙門天(びしゃもんてん) 命が三つ四つ足りないや ぱっと散らせ土に還るなら 貴方の手を握り 二つ並べた髑髏 分かんないよ 難しすぎる 分かってても 1+1=2 にならない いつも一人 ぱっと咲いた花は脆いから 折れぬ様に撫でる様に しばらくそっとギュッと抱きしめて ぱっと咲かせ色を飾るなら 来やしゃんせ 通りゃんせ 命の三つ四つあげちゃうわ ぱっと散らせ土に還るなら 貴方の根の元へ 一人ぼっちより髑髏