春が来るまで 白(しろ)く積(つ)もった 昨夜(ゆうべ)の雪の跡(あと) そっと 歩いたら キュッキュッキュッ 靴(くつ)が鳴(な)いた 今朝(けさ)は 青空 いつもの通学路(つうがくろ) 街が何だか きらきら 光ってる ハートの遠回(とおま)り 好きだと言い出せない あなたのことを考(かんが)えるその度(ど)に 道の日陰(ひかげ)に続いてる 轍(わだち)さえ切なくて 春がやって来るまで 消えないで 隠(かく)したこの愛(いと)しさ 春がやって来るまで 残(のこ)ってて 思いが降り積もる 恋の雪 過(かこ)より美(うつく)しく このままで 風は まだまだ 頬には冷(つめ)たくて コートの襟立(えりた)て マフラー 捲(ま)き直(なお)した 今の季節は あなたがそばにいる 同じクラスの 普通の友達 どこかで会えるかな 山茶花(さざんか)の咲く道で 私はきっと わざとぶっきらぼうに 軽(かる)く「おはよう」って言うでしょう 微笑みは胸の奥(おく) 告白(こくはく)できるなら 楽(らく)なのに 言葉(ことば)じゃ伝(つた)わらない 告白(こくはく)できるなら 明日が来る 今でも 片隅(かたすみ)に 恋の雪 気づいてくれたなら いいのにね 春がやって来るまで 消えないで 隠(かく)したこの愛(いと)しさ 春がやって来るまで 残(のこ)ってて 思いが降り積もる 恋の雪 気づいてくれたなら いいのにね END