忘れかけただ 思い出及ぶ川辺 舞う散る花火 映し出す水鏡 遠くに数夏至 あなたの横顔を 燦めく夜空 照らしてた月明かり 擦れ違う 度に誰かが  あなたに見えた気なして あの夏に燃えた花火は 美しく消えたはずなのに あの夏に刻んだ夢は まだ苦い煙を残して こんな美しい花火さえ まだ曇らせてしまうの こんな美しい花火さえ まだ悲しいほどに 仕舞いを忘れた 思い出を白川辺 流るせせらぎ 揺れ揺らぐ水鏡 遠くに響く あの日と同じ調べ 花屋後うちに  忘れられた月明かり  ふっと聞こえた 誰かの声が あなたに似てて来なして あの夏に燃えた花火は 美しく消えたはずなのに あの夏に愛した人は まだ淡い姿を残して こんな美しい花火さえ まだ曇らせてしまうの こんな美しい花火さえ まだ切ないほどに あの夏に燃えた花火は 美しく消えたはずなのに あの夏にくれた言葉は  まだ苦い煙を残して こんな美しい花火さえ まだ曇らせてしまうの こんな美しい花火さえ まだ悲しいほどに 終わり