女に生まれて 喜んでくれたのは 菓子屋とドレス屋と 女衒と女たらし三七仔 嵐あけの如月 壁の割れた産室 生まれ落ちて最初に 聞いた声は落胆の溜息だった 傷つけるための爪だけが 抜けない棘のように光る 天からもらった贈り物が この爪だけなんて この爪だけなんて 傷つけ合うのが わかりきっているのに 離れて暮らせない 残酷な ためにならぬあばずれ 危険すぎるやまねこ 1秒油断しただけで さみしがって他へ走る薄情な女 手なずけるゲームが流行ってる 冷たいゲームが流行ってる よそを向かないで抱きしめて 瞳をそらしたら きっと傷つけてしまう ああ誰を探して さまよってきたの ああめぐり逢えても 傷つけずに愛せなくて 愛したくて怯えている 傷つけるための爪だけが 抜けない棘のように光る 天からもらった贈り物が この爪だけなんて この爪だけなんて 手なずけるゲームが流行ってる 冷たいゲームが流行ってる よそを向かないで抱きしめて 瞳をそらしたら きっと傷つけてしまう (傷つけるための爪だけが) (抜けない棘のように光る) (天からもらった贈り物が) (この爪だけなんて) (この爪だけなんて) 手なずけるゲームが流行ってる 冷たいゲームが流行ってる よそを向かないで抱きしめて 瞳をそらしたら きっと傷つけてしまう…