雨まじりの雪が二人冷たく包む 胸の奥で凍りついた幾千の声 誰かの優しさ傘にした時もあったけど 君に触れた 温もりが 指を伝う 霙、舞い落ちる季節に 君の痛みを溶かして 雪になれない泪粒 僕が手にしよう 霙、降る空に 「欲しいものは見えないもの」そう言ったけど 今じゃそれも奇麗事と笑い和えるよ 未来を重ねてみる度に 馴れた感覚で 悦びすら 忘れるほど 満たされてく 霙、降り出した季節に 二人 心響かせて いつか目に見えない傷を 僕が受け止めよう 霙、積もる夜に 残る小さな灯火を 此処でずっと見守るよ 遠く明日へ届くまで 僕は唱うだろう 霙、舞い落ちる季節に 君の痛みを溶かして 雪になれない泪粒 僕が手にしよう 霙、降る空に