遠い夢すてきれずに故郷を捨てた 穏やかな春の陽射が揺れる小さな駅舎 別れより悲しみより憧れはつよく 寂しさと背中合わせのひとりきりの旅立ち 動き始めた汽車の窓辺を 流れ行く景色だけをじっと見ていた さくら吹雪のサライの空は 悲しい程青く澄んで胸が震えた 恋をして恋に破れ眠れずに過ごす アパートの窓ガラス越し見てた夜空の星 この町で夢追うならもう少し強く ならなけりゃ時の流れに負けてしまうそうで 動き始めた朝の街角 人の群れに埋まれながら空を見上げた さくら吹雪のサライの空へ 流れてゆく白い雲に胸が震えた まぶた閉じれば浮かぶ景色が 迷いながらいつか帰る愛の故郷 さくら吹雪のサライの空へ いつか帰るいつか帰るきっと帰るから さくら吹雪のサライの空へ いつか帰るいつか帰るきっと帰るから