晴天の宇宙に潜って 数えきれないほどの星 掬い上げては零れ落ちてゆく 黒画用紙に染め上げるように 星屑の点と点を結んで 幾つかその上から書き足して 僕と君が作り上げた宇宙で 夜空を埋める枯葉みたいな 魚の群れが 目を離した隙に また浮かび上がろうとしていたんだ 溢れ出した言葉 風の音に攫われ 見上げた月に影 溺れるような夜 カーテンを開けば 窓の外すべてを 覆い隠すような虹 手をつないで駆け上ったまま 僕と君が作り上げた こんなに狭い宇宙船に乗り込んで かつて見た夢のままの世界に転がり落ちていくように僕らは