人はみなだれでも 流れる時の中で いくつもの別れに涙する だけどあなたはひとり 赤いパラソルには あなたが似合う 雨の降る日は いつでも 時はさかのぼる あなたが好きだから 静かな夜は 電話の音に いまでも ときめいてしまう やさしさがたりない こころが見えない 季節はずれの寒さが この胸に滲みる