[00:26.800]今日もどこかで風に揺れている 名もない一粒の麦のように [00:39.820]時の流れにも鉄の雨にも逆らわずにただ生きられたら [00:52.440]めぐり逢ってここに生きているよ 誰もが一人きりの旅人 [01:05.850]生まれた意味を互いに探し埋めようとしながら [01:16.720] [01:18.500]凹凸でせっかちな社会では 時に悲しみを選んでゆくよ [01:31.280]アスファルトにたまった潦 この世界にあふれ出す [01:43.340]どこかで失った道しるべを 気づかずに人は忘れてゆく [01:56.400]ふるさとの声音は優しいまま 今夜もほらこだましている [02:09.010]耳を澄まして [02:13.470] [02:24.340]朝焼けの名残りを抱いて静かにまた陽は昇ってゆく [02:36.820]仄暗い夢照らすいつかの青空探しながら [02:49.230]蝋燭のような灯みたい この街に浮かんだネオンの束 [03:02.130]幸せを悲しみで塗りつぶし 人は夢を捨ててゆく [03:14.170]誰かの涙が流れる度に 傷つけずにもう愛せなくて [03:27.240]分け合うことも許しあうことも できないまままだ何かを [03:39.790]期待しているよ [03:45.210] [03:45.610]大地に競う協奏曲 交われない奏と [03:58.590]命の河が流れてゆく もう一度生きるため [04:09.410]泣いて泣いて泣き疲れた後に かすかな希望というあかしを [04:22.310]少しずつ心にたぐり寄せて 遥かな道歩き出そう [04:35.440]始まりの鐘が聞こえるだろう 愛しい人はそこにいるだろう [04:48.280]いつまでも僕らは鳴りやまない あきるほどに明日を生きる [05:01.020]足音が響くよ [05:09.190]