[00:00.00]「大丈夫?道、こっちであってるよね。」 [00:18.41]飲みすぎた彼女を家まで送ることになってしまった。普段はそんなに飲むタイプじゃないのに… [00:30.09]「鍵開けたよ。電気どこ?ベッドは?こっち?」 [00:44.61]「ドアの前においていてよかったのにって?女の子を一人にしておけないよ。まったく、君はかわいいんだから、もう少し自覚を持たなきゃだめだよ。もしあの場所に僕がいなかったらどうなってたかぁ…」 [01:03.89]「もう眠いの?しょうがないなぁ~眠るまで手握っててあげるよ。君の手、暖かいね。このままずっと傍にいるから、安心して。」 [01:23.30]<キス> [01:29.18]「ごめん…」 [01:33.17]<キス> [01:35.71]空ろな彼女と目が合って、僕は一気に酔いが覚めた。いくら彼女が酔っているからといって、またキスをしてしまった…しかも、それ以上をしようと… [01:51.83]「はぁ、無防備すぎるんだよ!バカ…今日はもう帰る。ちゃんとあとで鍵閉めておきなよ。…それと…ごめん。」 [02:06.40]僕は、彼女の顔も見ずに足早に部屋から出て行った。彼女の部屋のドアを閉めて、僕は…その場に思わず座り込んだ。 [02:27.35]「何してんだろう、僕…」 [02:33.86]『さ寝そめていくだもあらねば白たへの帯乞ふべしや恋も過ぎねば』 [02:46.50]もっと君を抱きしめていたい。愛したい。でも…君は僕の手の中から逃げていく。 [02:58.39]彼女を目の前にすると、理性が利かない。僕は一体どうしてしまったんだろう。